テンジン・ケンツェのブログ

南インドのチベット寺院での日々。

ギュメでの日常

ここのところ、学生の遠足(?)はあったのですが行き先がバイラクッペで前行った所ばかりだったので特に書くこともなく更新が滞っていました。特別なことがあったときに更新しているので遊んでばかりに見えますが、普段はごく普通に授業を受けています。そんな普段のスケジュールはこんな感じ。

7:00 学生の朝勤行に参加。『現観荘厳論』一章の読経と20分ほど先生の法話
7:45 朝食。毎日チャパティとお茶。甘いお茶だったりバター茶だったり。
10:30 授業その1。ユンテン師のチベット語文法と仏教用語
12:00 昼食。ご飯と野菜炒めや豆カレー、トゥクパ(麺類)などが多い。
13:30 授業その2。ジクメ師のチベット語日常会話。
18:00 夕食。お昼とあまり変わらない。

授業はそれぞれ1時間、これ以外の時間は自由時間なので勤行や自習、掃除洗濯などをしています。ただこの日程も固定的ではなく、学生の状況によって変わります。ギュメ寺の附属学校はチベット人子弟がチベットの言語・文化・歴史・仏教を学びに来るところになっているようで、現在は10名ほどの若い学生が滞在しています。その学生たちも12月末で修了のため、また1月からは授業日程などが変更になると思われます。彼らは決まったカリキュラム・時間割があるのですが、私のような個別で来ている者はその都度、学習内容や先生の都合にあわせて授業を組んでくれます。

食事は寮で三食作ってくれる、浄水器があるので水は買わなくても大丈夫。開いている時間は限定されるけれど食品や雑貨を売っている売店と食堂もあり。学生寮は部屋ごとにバスルームが付いていて、トイレは洋式でおそらくトイレットペーパーも使えます。私はインド式でしているのでペーパー流したことはありませんが…。尚、ウェブサイトにはホットシャワーありと書いてありますが出ません(笑)インターネット回線はないため各自でSIMカード契約の必要あり、しかし電波が不安定で、つながらないこともよくあります。

滞在費は月6000ルピー。これには宿泊費、食費、授業料が含まれています。インド的にはそんなに安くはないとは思いますが、この環境でこの料金なら半年日本で働いて半年こちらで勉強というのも悪くない気がします。
皆さんもいかがですか?

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滞在している部屋。電源や照明の位置の関係で変な机配置になっています。バスルームへは奥のベランダから行きます。

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