テンジン・ケンツェのブログ

南インドのチベット寺院での日々。

布薩に参加

受戒以降、ギュメに戻ってからというもの月に2回ある布薩に参加しています。布薩は僧侶が半月ごとに戒律を確認し、破っていた場合には懴悔(さんげ)して浄化する儀式です。
本日は年に4回ある大布薩。通常の布薩は別解脱戒のみを扱うのですが大布薩のときは菩薩戒と三摩耶戒の浄化作法も行います。これはギュメ寺以外ではほとんど行われていないとのこと。
通常の布薩は1時間ほどですが、大布薩の日は早朝からグヒヤサマージャの儀式があり、その後に2時間半ほどかけて大布薩が行われます。
沙弥は比丘の布薩の途中で入って沙弥の作法が終わったら退出しますが、比丘はそのまましばらく作法が続きます。
 沙弥布薩は最後に三人一組で行う作法があり、不慣れな外国人のおっさんである私はいつも戸惑ってしまいます。しかし毎回誰かしら組に誘ってくれるので大変助かっています。今日は10歳いかないくらいの小さい子が「いっしょに行こ」と誘ってくれました。小さい頃から慈悲心、親切心が育まれていることに感動します。