テンジン・ケンツェのブログ

南インドのチベット寺院での日々。

旧友と再開

朝、列車のチケットを買おうと駅へ向かう途中、昨日のリキシャワーラーに声をかけられる。「駅まで行かなくてもそこで買えるからついて来い」と言うので一緒にすぐ近くの旅行会社(?)へ行き、チケットの予約を済ませる。翌15日11時発マイソール行きのシャタブディ・エクスプレス。この列車は指定席予約で食事まで出てくる高級な列車。事前に調べた所、一番上等な席が800ルピー弱、その下が400ルピー程度とのことだったが税金や旅行会社の手数料40ルピー込みでも350ルピーだった。

この日は夕方にバンガロール近郊の大学院でヨーガの勉強をしている友人と会う約束をしていた。彼とは学部時代同じゼミで卒業後10年以上会っていなかったが最近になってFB上で再開。彼は2年前からインドに留学していて、今回の私の留学に関してもたくさんアドバイスをくれた。

待ち合わせ場所はピザ食べ放題のお店ONESTA。宿泊ホテルからは少し離れていたのと、そのお店の周囲にはショッピングモールがあったため時間に余裕があれば買い物をしようと思い14時に出発。なんとか目的地に行くバスを見つけ乗り込むも酷い渋滞。空いていれば1時間で着くとのことだったが、2時間ちょっとかかってようやく到着。バスに乗っている最中に友人から連絡があり、彼の方も渋滞に捕まって遅れるとのことだった。店に着いたのは16:30。久しぶりに会った友人は昔とかわらず、ただ髭を伸ばしヨーギーの雰囲気が出ていた。彼は数年前からベジタリアンの生活をしているというのでベジタリアンピザの食べ放題を注文。店内は明るく、料理もとても美味しい。入った時間が早かったので空いていたが日が暮れてしばらくすると満席になるほどの人気ぶり。互いの近況や大学時代の話、仏教やヨーガ、今後のことなど話題は尽きず気づけば21時。バス停まで送ってもらい帰路につくが、この時乗ったバスは正規のバスではなさそうだった。行きのバスは制服の車掌さんが券売、運賃64ルピー、レシートも発行してくれる。帰りのバスは私服の少年が集金していて15ルピー、20ルピー渡したらお釣りが帰ってこなかった。もちろんレシートもなし。しかも目的地のバスステーションの中には入らず、そのすぐ手前で終点ということで降ろされる。このバスが許可を取ってるのかどうかはわからないけれど普通に利用客がいて生活に溶け込んでいる感じだった。いろんな商売があるものだ。帰りは道路も空いていて1時間ほどで到着、雨が降ってきたのでホテルまで走って帰った。